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こんにちは!

Rays GyM【川越駅徒歩3分、地域最安値のパーソナルジム】トレーナーの田中光です。

今回のブログは、筋トレに対する主な誤解について解説していきます。
①筋トレしても「見せ筋」しかつかなくて、スポーツには活かせない?
②筋トレすると筋肉が付きすぎる?
③スポーツ競技において筋肉が邪魔になる?
④インナーマッスルとアウターマッスルについて
の4つです。みなさんも一つは聞いたことのあるような内容となってますので、ぜひ最後まで読んでください!

 

①筋トレしても「見せ筋」しかつかなくて、スポーツには活かせない?

「 筋トレで作った筋肉は見せる筋肉だからスポーツ実戦では役に立たない!競技の練習だけしていれば強くなる!」

今でもそういった考え方を持った方は少なからずいるかと思います。そして一概に否定する事はできません。そのような方々がそういった考えになった理由があるはずです。
どんな手段で調べてもアスリートとボディビルダーの筋肉は構造的に全く同じものです。そういう意味では両者に違いはなく、見せる筋肉などと言うものも存在ないことになります。

それではどうして多くの方が誤った考えを持つようになったのか、考えてみましょう。

例えば、身体の大きな重量級の柔道選手 を例にとると、重量級の選手は乱取りで組み合っているだけで、かなり力を使います。軽量級や中量級では動きが速く、組み手争いもあります。重量級では最初からお互いが組み合い、押したり引いたりします。これは筋トレそのものです。だから 筋トレをしていなくても、がっしりした身体となるわけです。
レスリング選手でも同じような傾向があります。レスリングにはグレコローマンとフリーのスタイルがあり、グレコローマンスタイルは上半身だけにしか攻撃できないので組み合います。そのためグレコローマンの選手の上半身はボディビルダーのように発達しています。一方フリースタイルでは下半身へのタックルもあるため、離れて間合いを保ちながら戦います。したがってグレコローマンの選手より上半身の発達は少なくなっています。 機械体操の選手も同じで、吊り輪の鞍馬、鉄棒の演技そのものに筋トレの要素があるので、筋トレをしなくても上半身が発達しています。
これらの選手や、そういった選手を近くで見ていた人は、筋トレをしなくても筋骨隆々になったのを自ら体験したり見ているので、筋トレの必要性を感じず、 競技の練習だけで十分な筋力がつくと考えるようになったのでしょう。

 

②筋トレすると筋肉が付きすぎる?

「 今、ダイエットとかでも筋トレって流行ってるけど、 筋トレするとすぐに筋肉がついてムキムキの体になってしまうから、私は 絶対にやらない!」

厳密にカロリー計算をして食事の調整と筋トレをすれば、 通常は皮下脂肪をカットできます。成否の鍵はそれをどこまで自分に厳しく行えるかです。筋トレをするとすぐ筋肉がついてムキムキになってしまうと心配してしまう方も多いですが、心配ありません。オリンピックの女子短距離選手の体を見ると分かりますが、 引き締まった体をしていますが、やはり臀部や胸には女性特有の丸みがあります。筋トレをしたことのある男性ならわかると思いますが、ちょっとやそっと筋トレをしたくらいではムキムキにはなれません。かなりの期間をかけて肉体を限界まで追い込まないと、周囲が驚くほど筋肥大は起こりません。女性が細身や健康づくりを目的に筋トレをしても、せいぜい引き締まるくらいですので安心してください。

 

③スポーツ競技において筋肉が邪魔になる?

「 投球動作の際に胸の筋肉が大きくなると投げにくくなるから、ベンチプレスはしないほうがいい!」

上記の内容は野球のコーチが発言したとします。いろんなスポーツにおいて、「筋肉が邪魔になるから〇〇は行わない方が良い」と言うのはよく耳にしますね。 これも難しいところですが、 このようなことを発言する方の意図がわからないので、直接に話してみないと正確には答えられませんが、いくつかのケースが考えられます。
1つはベンチプレスのフォームや動作です。腹が胸につくまで深く下ろさずに、途中で止めてしまう人がいます。肩と腕の力で押し上げ、大胸筋をあまり使わないフォームになります。こういう動作を続けていると、猫背で肩甲骨が前傾し、投球時に胸椎を広げることができなくなります。 そういった理由でベンチプレスを勧めないのかもしれません。ベンチプレスでは「バーを胸におろすと言うより、胸でバーを迎えに行く」意識が大切です。そうすることで、胸郭を広げることができます。本来、ベンチプレスは胸郭を広げるためのトレーニングなのです。
もう一つは筋トレの動作速度です。バーをゆっくりと2、3秒かけて下ろす方法、さっと下ろして胸の上ではずませて一気に押し上げる方法では目的と効果が違ってきます。筋肉に効かせる(刺激を与える)場合は前者が良く、ビルダーの方々はこのやり方が多くなります。このやり方で常にトレーニングしていると、力の発揮様式がゆっくりとなり、競技のパフォーマンスとは大きく異なってしまいます。そのために反動を使わないゆっくりとした動作の筋トレを勧めないトレーナーもいます。 一方、後者のやり方は反動を使い、競技のパフォーマンスに近く、それに適したパワーは付きますが、関節への負担が大きく、障害を起こしやすくなります。アスリートはどちらにも 偏らずに、両者を適度に組み合わせてトレーニングすると良いですね。

 

④インナーマッスルとアウターマッスルについて

「 スポーツで重要なのはインナーマッスルで、ジムでの筋トレはアウターマッスルを鍛えるので 良くない!」

そんなことはありません。まずはインナーマッスルとアウターマッスルと言う言葉について説明します。本来インナーマッスルは身体の深部にある筋、アウターマッスルは身体の表層にある筋の意味で使われていました。最初に使われるようになったのは肩の障害に対するリハビリです。肩関節は深層に 腱板と呼ばれる棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋という筋肉があり、表層には三角筋、大胸筋、広背筋などの大きな筋群があります。肩は上腕骨頭が肩甲骨窩を中心に運動します。 この時に三角筋などの表層の大きな筋群は肩を動かす力源になっており、深部にある腱板は上腕骨頭を肩甲骨窩に固定して回転運動の支点を作る働きをします。 機能の面から言えば腱板は スタビライザーマッスル(支点を作る筋)で、表層の大きな筋群(三角筋、大胸筋、広背筋)はモビライザーマッスル(力源)です。 使い過ぎなどの原因で腱板機能が低下すると支点は定まらず、上腕骨頭が円運動できなくなります。こういった時に治療として腱板のストレッチや賦活化を行ったために、腱板すなわちインナーマッスルが重要だと考えるようになったと思われます。しかしどちらか一方だけが重要ではなく、両者がうまく機能する必要があります。 両方を鍛えなければ意味がありません。
当時はこのインナーマッスル、アウターマッスルと言う考え方は画期的だったので、様々な部位に応用されるようになりました。深層、表層 といってもどこまでが表層なのか明確な定義はありません。そのため言葉だけが一人歩きしてしまったようです。

 

筋トレに対する主な誤解について解説させていただきました。
ここ数年で徐々にトレーニングしている人口も増えてきて、このような誤解を持っている方も少なくなってきたように感じます。筋トレも正しく行えば、ダイエットや日常生活のパフォーマンスアップだけでなく、スポーツ競技にも活かせますので、ぜひ取り入れていきたいですね!
ただ、闇雲にトレーニングをしても効果が出るどころか、怪我など競技に影響が出る可能性も否めないので、ぜひともパーソナルトレーナーをお頼りください!

Rays GyMは川越のパーソナルジムの中で、ダイエットはもちろん、ボディメイクやスポーツのパフォーマンスアップにも特化したパーソナルジムになります。
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